5年生の社会科

 日本の食料生産の学習の中で、バケツ稲に取り組ませたことがあります。しかし、バケツ稲はあくまでも疑似体験でしかなく、場合によっては、学習の妨げになってしまうこともありました。特に、稲作にとって大切な「夏」の季節のほとんどが夏季休業と重なってしまい、子ども達の安全確保の観点から、夏季休業中の稲の管理は教職員の作業となってしまうのです。その結果、水の管理や除草、開花の観察など、重要な部分が全て抜けてしまい、子ども達の記憶に残るのは、「稲作って意外と簡単」ということになってしまいます。最後の勤務校では、校区に、田植えと稲刈りを体験させてくださる農家さんがおられました。1反には満たない田んぼでしたが、全ての作業を子ども達の手で行う田植え、稲刈りの大変さは、十分に実体験に近い経験となったようです。
 このように、疑似体験で終わるのではなく、できるだけ「本物の体験」をさせることが重要だと考えています。
 情報・通信の学習の中で、テレビ番組を作る体験に取り組ませたことがあります。実際に、ケーブル局で60分の枠をいただき、自分たちが作った番組が流れるという実体験は、いい経験になったと思います。番組の制作にあたっては、ズームやパーンといった技術的なことよりも、いかにコンテンツを作り上げるかというところに目を向けさせることが大切です。動画撮影ができるデジタルカメラも多く出回るようになっていますし、編集もPC上で簡単にできるようになってきました。ただ単にテレビ局を見学するのではなく、実体験の伴った学習活動を作り上げていくことが、子ども達のよりよい学習理解に結びついていくのではないでしょうか。

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